オフィス街(紫)

刊行本詳細一覧表

◆文学論・歴史・小説・エッセ-etc.◆




定価:3150円

(本体3000円+税5%)

マシュー・アーノルドの美意識
----魂の癒しを求めて

ヒューマニズムとは、人間性の危機に際し分裂しない、全一な人間精神のあり方を詩的感性によって探求する柔軟で謙虚な文人の態度である。その精神を一貫して持ちつづけた19世紀イギリス作家マシュー・アーノルドの美意識と哲学の本質に迫る。
村松眞一 [著]
四六判
函入上製
270頁

’98



定価:3150円
(本体3000円+税5%)

20世紀英米文学作品論
----文学を如何に読むか

文学批評の役割は、作品に密着してその仕組みを解明し、更に作品の与える感動を検討し、感銘の由来をたずねることだ。批評方法にこだわらず、次世代の文学誕生に貢献しうるよう、ミラー、ヘミングウェイ、エリオット、ロレンスなど、20世紀英米文学作家の作品を論評する。
中村志郎
A5判
上製
260頁

’98



定価:1890円

(本体1800円+税5%)

英語文学のなかのこころの風景

収録された8編のエッセイで、英米人だけでなく、英語が母語でない国の人々による英詩も取り上げ、そこに存在する多様な心の風景を鑑賞する。"Good reading stimulates goodwriting."となるよう願った本。
堀内利美

A5判
上製
134頁

’98


定価:1575円

(本体1500円+税5%)

三大叙事詩と文体論
----失楽園・天地創造・平家物語

芸術や文学の生産は、作品固有のものではなく、芸術家、聴衆、読者によって作り上げられ、絶えず書き直される。このような新歴史主義、新心理主義の立場から、欧州、日本の代表的な古典文学の文体を比較分析する。
長命俊子

四六判
並製
120頁

’98






定価:6300円

(本体6000円+税5%)

宮廷の文人たち
----イギリス・ルネサンスのパトロン制度

権力、戦略、ネットワークなどの今日的な概念を用い、学際的視点から、チューダー、スチュアート両王朝期のイギリスパトロン制度における文学の位置付け、プロとしての芸術家の意識形成について研究する。
有路雍子
成沢和子
舟木茂子
共著
四六判
上製
528頁

’97



定価:3150円
(本体3000円+税5%)

品切れ
四絃琴
----聖書と離婚論
17世紀、英国議会あてにミルトンが聖書に基づいて書いた離婚肯定論文の翻訳。「創世紀」・「申命記」・「マタイによる福音書」・「コリント人への第一の手紙」に独自の解釈を加え、調和を試みる。
ミルトン

辻 裕子
渡辺 昇
共訳
四六判
並製
304頁

’97



定価:2730円

(本体2600円+税5%)

ヨナのとうごまの木
(小説)

Jonah's Gourd Vineの訳本。著者の自伝的要素を含む小説。本邦初訳。
ゾラ・ニール・ハーストン

徳末愛子
四六判
並製
348頁

’96


定価:1575円
(本体1500円+税5%)

新文学理論の葛藤
----英米詩、能の詩、平家物語
前篇で英語の文体論の立場から能文学の文体を比較研究し、後篇ではポストモダニズムのなかで代表的な脱構築論を分析手法として、英米詩、能の詩、平家物語の分析を試みる。
長命俊子

四六判
並製
134頁

’96



定価:1631円

(本体1553円+税5%)

英米名詩園散策
----英語力向上への楽しい順路

英米の珠玉の作品20を取り上げて、詩の鑑賞の仕方を具体的に述べる。「詩は永遠の命の泉である」という著者の情熱が読者に深い感動を与える。
岡崎安延

四六判
上製
182頁

’95



定価:2310円

(本体2200円+税5%)

ブロンテ姉妹の小説
----「内なる」アウトサイダーたち


ブロンテ三姉妹の人物像と作品の関係を論じたユニークな作品。
栗栖美知子
四六判
上製
236頁

’95



定価:2415円

(本体2300円+税5%)

いま詩をどう読むか
----現代文学理論と詩の読み方

現代の文学理論「ニュー・クリティシズム」「構造主義」「脱構築」「ロシア・フォルマリズム」「歴史主義」「ジェダー理論」と詩の関係を述べる。
D.バックバインダー

菅野弘久

四六判
並製
250頁

’94



定価:3360円

(本体3200円+税5%)

品切れ
英詩鑑賞
----言語学からの洞察

古典から現代に及ぶ詩のことばを音韻論、統語論、意味論などの言語学の洞察をもとに解明したもの。特に詩の持つ響きや調子に重点をおく。
G.N.リーチ

島岡 丘
菅野弘久
共訳
A5判
並製
300頁

’94


定価:1995円

(本体1900円+税5%)

ポンダー家殺人事件
----ことばで人を殺せるか
(小説)
「マーク・トウェイン以来最高のユーモア」と評される喜劇と恐怖の小説

E.Welty

ソーントン不破直子

四六判
並製
176頁

’94
【全国学校図書館協議会選定図書】



定価:1155円

(本体1100円+税5%)

帰宅(The Return)
(小説)

「帰宅」は単に妻の帰宅を意味するだけでなく、真の自己への回帰の必要性を訴えようとしたもの。
J.コンラッド [作]

社本雅信 [訳]
四六判
並製
122頁

’94



定価:4830円

(本体4600円+税5%)

品切れ
Shakespeare and the
lcon of
Time

「リチャード三世」「マクベス」「リア王」の評論。
岩崎宗治 [著] A5判
上製
330頁

’92


定価:3150円

(本体3000円+税5%)

品切れ
小説 夜明け前のひととき
W.Somerset MaughamのThe Hour Before the Dawn,A Novel(1942)の本邦初の日本語訳
サマセット・モーム [作]

井出良三 [訳]
四六判
並製
209頁

’93
【全国学校図書館協議会選定図書】



定価:6090円

(本体5800円+税5%)

品切れ
Fullness of
Being:
A Study of
D.H.Lawrence


D.H. ローレンスの意識論と存在論に注目し、同時代の東西の思想家、心理学者、宗教家、さらに仏教などの東洋思想と対比し、ローレンスの世界観の特質を探り、現代世界におけるその意味と影響とを明らかにする。
浅井雅志 [著] A5判
上製
322頁

’92


定価:8085円

(本体7700円+税5%)

品切れ
イギリス道徳劇集

エリザベス朝の演劇研究に不可欠な道徳劇の中から、『堅忍の城』『人間』『現世と幼児』『青年』『嘲り屋ヒック』『万人』の6編を訳出したもの。
鳥居忠信
山田耕士  [共訳]
磯野守彦

四六判
上製
660頁

’91
【全国学校図書館協議会選定図書】


定価:2625円

(本体2500円+税5%)


ハーマン・メルヴィル
----奈落と星と


メルヴィルの研究に15年間を捧げた著者の珠玉の論文12編を収録。
星野勝利 [著] 四六判
上製
320頁

’91


定価:2625円

(本体2500円+税5%)

時 間
シリーズ ことばのスペクトル「笑い」に続く第2弾。世紀末というまさに時間を意識せずにはいられない時代に、時間に深く関わる生死の問題も含めて、15人の新鋭が各々の専門分野から時間の本質について語る。
東洋女子短大
東洋学園大
ことばを考える会
[編]
四六判
上製
344頁

’98
【全国学校図書館協議会選定図書】



定価:1470円
(本体1400円+税5%)

品切れ
あなたや私は
宇宙の中心

----永遠の桧舞台の主役
教育界、思想界の現状を憂える著者が合理的、科学的視点から、人間の生命力と意識力の解明を試みる。既成宗教と古文書的知識から離れ、自己の存在の意味と役割を考えるための本。
茂木みのる [著]

四六判
並製
238頁

’98




定価:2625円

(本体2500円+税5%)

品切れ
動の美
----自然が創み出した感動の人間の動きの源流

日常意識せずに動いている動きの中にも天と地、生と死、雄と雌などの自然界に見られる二つの相反するものの調和が存在する。著者はこれを「動の美」と呼び、舞踏理論として確立した。動きの基本を図解する。
宮 操子 [著] B5判
上製
188頁

’97




定価:2730円
(本体2600円+税5%)

ドイツ文化史入門
----人間・作品・時代

古代ローマ帝国時代から現代にいたるドイツの文化現象のうちで、今日にまで影響を及ぼす事象について解説した。ドイツの歴史・文化の相互的な関連を知るのに役立つ。
クリストフ・バリー [著]

大澤隆幸 [訳]
A5判
並製
224頁

’96




定価:2625円

(本体2500円+税5%)

品切れ
古代史土壌を耕やす
気鋭の門外漢が古代社会のタブーに敢然と挑戦。アンフェアな曲解や周到な誤解にまみれた日本の古代史論を歯に衣着せずに痛快告発。
重森 功 [著] 四六判
上製
286頁

’96



定価:2100円
(本体2000円+税5%)

明治時代とことば
----コレラ流行をめぐって

明治時代の言語状況を当時のコレラ流行に焦点を当てて考察。最近の0−157騒動とも類似したマスコミのとりあげかたは興味深い。
知念広真 [著] 四六判
上製
174頁

’96



定価:7140円
(本体6800円+税5%)

漱石の「則天去私」と
「明暗」の構造


「則天去私」とはなにか?漱石が晩年到達したといわれる境地に一つの新たな見解を示し、最後の作品となった未完の大著「明暗」の結末の予測を試みた。漱石文学研究者ならびに漱石ファン必読の書。
加藤敏夫 [著] A5判
上製
702頁

’96




定価:3045円
(本体2900円+税5%)


日系アメリカ人の
太平洋戦争

アメリカ合衆国で起きた日系人の強制立ち退き・強制収容について、豊富な資料をもとにその真相を客観的に記述する。
島田法子 [著] 四六判
並製
304頁

’95




定価:2039円
(本体1942円+税5%)

品切れ
笑い
“笑いと文学・文化”について13人の新鋭が東西の笑いの本質に迫る。
東洋女子短大
東洋学園大

ことばを考える会 [編]
四六判
上製
288頁

’94



定価:1575円
(本体1500円+税5%)

品切れ
ヨーロッパ近代との対話
----戦争と平和を軸に≪人間≫をめぐって

昭和時代のヨーロッパと日本との関係を精神史を中心に描く。
山口三夫 [著] 四六判
並製
258頁

’93
【全国学校図書館協議会選定図書】




定価:1890円
(本体1800円+税5%)

品切れ
ドイツ再統一
----分断から統一まで


ドイツ再統一の歴史を豊富な資料を基に分析し、ドイツの将来像を語る。
本村実和子 [著] A5判

176頁

’93




定価:2625円
(本体2500円+税5%)

品切れ
堀 辰雄
----昭和十年代の文学

「昭和十年代の堀文学」で、最高潮に達していた同年代の堀文学を概観。
中島 昭 [著] A5判
函入上製
254頁

’92
【全国学校図書館協議会選定図書】



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