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目 次
はじめに
序論 教育転落の危機
第1章 圧殺された戦後の教育理想
---半世紀にわたる教育小史
じゃまにされた教育基本法/もみくちゃにされた学習指導要領/教育が変質し始める/反動政策の季節/勤務評定問題/日の丸・君が代・全国一斉学力テスト/新自由主義教育と中曽根臨教審
第2章 偽りの民主主義
エゴイズムの横行/個人主義の真相/偽りの民主主義/家庭の矛盾はどうか/恥の意識/共同体のゆがみ/連という考え方
第3章 インタビュー ヨーロッパの子育て事情
社会の価値はどこに?/首をかしげる育児姿勢/民主主義ということ/エゴイズムと自由/家庭教育のちがい/ヨーロッパの子育て/筆者コメント
第4章 文部省製ゆとり教育の怪
「ゆとり教育」の由来/自由教育の流れ/生活科の新設/いまゆとり教育は/子どもとストレス/総合教育/文部省の迷走/ゆとり教育のこれから
第5章 学力低下、現在進行中
学校の低レベル化/文部省の迷走/文部省の学力観/学力不足の実態
第6章 悲しい英語教育の立ち遅れ
世界共通語の流れ/英語教育の誤りと惨状/おざなりの英語政策/日本人の英語/語学教育の振興策/英語早期教育/語学留学/語学検定試験の利用を/小学校の英語教育
第7章 教育の誤りの諸相---個性尊重・自発性・安易化
「個性尊重」という錦の御旗/「個性教育」の経過と展望/自発性の難しさ/自発性についての考察/教育の安易化
第8章 子育てのリズム
自然界のリズム/生きるリズムが大切/序の時代の夢工場/社会性の大切さ/子育て戦術/子どもの未来は予測できない/早期教育は善か悪か?/子どもは一人一人生きるリズムが違う/学校外教育をこう考えたら/塾について思うこと/早期教育の毒/学校文化の在り方/しつけ不毛の時代/子育ての矛盾を超える/誰が躾を引き受けるか/私と官の教育/子育てのポイント/末法の巷で
第9章 大学はどこに行く
国立大学の成り立ち/大学、臨教審の『まな板の上』へ/臨教審の登場/大学審議会の発足/国立大学の独立行政法人化/国立大学の構造改革方針/『トップ30大学』に対する異論/評価こそ死活点/国際競争の荒波襲来/教育敗戦の予感
第10章 新しい学校のかたち
学校の移り変わり/荒廃に向かう教室/教室の二つの禍根/教育事始め/九月入学、学区域の問題/学校の二つの理念
終章 失われた半世紀
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