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表紙 日英語の主題、
主語そして省略

-体系機能文法的アプローチ

塚田 浩恭  (つかだ ひろやす)
初版発行日: 2001.1.31
ISBN 4-89798-609-9
定価:本体 1,800円+税


Hallidayの体系機能文法に基づいて日本語、英語それぞれの主題や主語、省略について考察した書.

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         第4章 日本語の省略
          1.はじめに  より

 日本語は、よく省略の多い文章であるといわれてきた、できるだけ言動を少なくして、お互いが理解し合えるところに美徳を見出す傾向があるようである。省略に関しては、文化論的に様々な議論がなされてきたようだが、言語を出発点にした倫理的考察はあまりなされてこなかったように思われる。
 本章では、いくつかの先行研究を取り上げながら、言語における「省略」という術語の定義を、および日本語の省略に対するアプローチの設定を試みる。
 
               目  次

まえがき
第1部  日英語の主題と主語
 第1章 ハリディの機能文法における’主語’とは
 第2章 日英語の主題 -「有標」主題と「無標」主題-
 第3章 日英語の主語
第2部  日英語の省略
 第4章 日英語の省略 -省略の定義とそのアプローチの仕方-
 第5章 日英語の動詞群省略 -定性と法性を中心に-
 第6章 日英語の名詞群省略
 第7章 日英語の節省略の比較 -体系文法と語用論的アプローチ-
推薦図書
参考文献
索引
 
                     著者略歴


塚 田 浩 恭
 (つかだ ひろやす)
1964年東京生まれ
都立大泉北高校卒業、創価大学文学部英文学科卒業、人民至上・国際交流教育プログラム参加、スウェーデン・ルンド大学留学、関西外語大学大学院博士課程修了、修士(言語文化)、博士(言語学)、豪州・シドニー大学留学、関西外語大学特任講師、豪州・ニュー・サウス・ウェールズ大学留学を経て、現在SFLの文献を翻訳中。

主な著書・論文
“FunctionalJapaneseGrammar : Japanese Ellipses in Cohesion and Coherence”
「体系機能言語学から見た日本語文法:結束作用と結束性による省略の考察」
「体系機能文法の応用例の紹介-オーストラリア博物館の言語学の試み−
オセアニア研究
 
 
 
 


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